大規模仮設の設計(弾塑性解析・切梁式・アンカー式・逆巻き形式)

概要

 切梁式(弾塑性解析)・アンカー式(弾塑性解析)・逆巻き形式(弾塑性解析)等における土留め壁・支保工の形式選定、仮設計画、仮設設計条件の 整理、仮設構造計算、仮設図面・数量作成まで一連の作業を行います。

設計業務内容

 1.土留め壁・支保工の形式選定
土留め壁・支保工の形式 切梁形式の例
土留め壁の形式
・鋼矢板壁
・地下連続壁
・鋼管矢板土留め壁
・柱列式地下連続壁(SMW,TRD,SEW等)
支保工の形式
・切ばり形式
・アンカー形式
・リングばり形式
・逆巻き形式
土留めアンカー形式の例 逆巻き形式の例
 2.仮設計画
  ・周辺環境・地盤条件を考慮した工法検討、土留め壁配置計画・支保工配置計画、地盤改良、本体利用の有無等

 3.仮設設計条件の整理・検討
  ・仮設構造物設計条件、土質定数、水圧の考え方、支保工設置間隔、プレロードの有無、余堀り量等

 4.仮設構造設計
大規模仮設基本フロー図 大規模仮設作業項目
◇根入れ長の検討
  ・つり合い根入れ
  ・掘削底面の安定
    盤ぶくれ、ボイリング、ヒービング
  ・鉛直支持力検討
  ・杭先端の弾性領域確保
  ・最小根入れ
                    
◇土留め壁の断面検討(弾塑性解析)      
   (使用プログラム:CRCソリューションズ「KASETSU-5x」)
                        
◇支保工の検討
  ・切ばり、腹起し、火打ち
  ・アンカー(残置式、除去式)
   (使用プログラム:川田テクノシステム「グラウンドアンカーの設計」)

◇周辺構造物への影響検討
                      
◇芯材継手検討 

◇路面覆工・仮桟橋の設計
    (使用プログラム:川田テクノシステム「仮桟橋・路面覆工」)
 5.仮設図作成
  ・仮設平面図、仮設縦断図、標準断面図、横断図、施工ステップ図、支保工詳細図、芯材継手詳細図等

 6.仮設数量作成
  ・土留め工、支保工、芯材継手工、土工等の数量計算